柔らかな春の日差しを浴びて、小鳥たちのさえずる声が聞こえる。

その日差しに見守られながら、あたしはゆっくりと麻紀ちゃんから離れた。


「ありがとう……」


あたしは、涙を拭きながらお礼を言う。

そして、あたしは語り出した。


あたしと涼ちゃんとの間に何があったのか……