次の日___



そうです、今日から委員会。




まあ図書委員会なんて、カウンターに座ってたり、本の整頓をするだけ。




放課後なんて、誰1人来ないはず。




携帯小説でも読んでいようかな…




そして放課後、私は荷物を素早くまとめて、




望月くんよりも先に着こうと思い、早足で図書室へ向かった。




ガラ………




しーーん




やったぁ、私1番だ。




いや、1番って言っても、二人しかいないんだけどね……と1人ツッコミをしていた。




「図書館広いなー…」





誰もいないココに、私の声は充分響きわたった。




それにしても……





「望月くん、遅いなぁー…」




もう15分くらいたったと思うけど…





「お、俺…ですか?」




へっ!?




「い、いたんですか!?すみませんっ」




急に敬語になる私。




ひゃああ……やらかした。



いたの!?ずっと独り言聞かれてたってことだよね…?





「こ、これ当番表ですっ………」




下を向きながらそっと渡す。




チラッと望月くんの顔を見ると、私の方を見ていた。




「あ、あ、ありがとう…ございます」




そう言って、私にふにゃっと笑う望月くんは、一種の確信犯じゃないだろうか、と思う。