【完】純粋彼氏は甘い確信犯

………





「づがれ”だ……」





夕方になり、一日目の自由行動が終わった。




「浅川が迷子になったせいだ…」





理恵ちゃが、ギロッと浅川くんを睨みながらそう言うと、





浅川くんは「めんご~」と言いながらヘラヘラしていた。




「は?あんたのせいで…!」





浅川くんは理恵ちゃんの怒りのボタンを押してしまったらしい。





や、やばいな。





「ホテルに着きましたよ」




運転手さんのそんな声が前から聞こえた。




え、もう?




窓から外を見ると、大きなホテルが目に入った。



「でっかー!!!!」





浅川くん、理恵ちゃんのこと、とっくに忘れてるし……





「さ、入ろ入ろっ!!!」




理恵ちゃんの怒りを止めるように、私がそう言うと、浅川くんがはりきってホテルの中へと入っていった。




マイペースというか、なんというか…