「あさ……浅川と一緒だって!!!きゃー!かっこよすぎ!!」




浅川って、もしかして理恵ちゃんの好きな人?




いや、まだわからないか。





でも、すごいなぁ…。気になる人が、できたなんて……。



「良かったね!!!!チャンスだね!!!」




友達の喜びは私も嬉しい。




「うん!!!!超嬉しい!!!格好いいし、狙っちゃおうかなぁー」




へへっ、と笑ってニコニコした理恵ちゃんの笑顔を見たら、



浅川くんって人も、きっと惚れるだろうな。



頑張れー…!理恵ちゃん。




心の中でそう応援していた。




「平野と、北川さんよろしく!!!!!」




誰!?と思い振り替えると、そこにいたのは、




望月くんと、……多分浅川くんという人。




隣の理恵ちゃんを見ると照れた表情だ





わわ、デレだ…貴重な一面見ちゃった。





「自己紹介しま~す!」




そう言っていきなり長い自己紹介を始めた浅川くん。




面白いけど、理恵ちゃんじゃないと取り扱えなさそう。





目を輝かせながら聞く理恵ちゃんと、今だに自己紹介を進める浅川くん。





ふふ、お似合いじゃん!




そんなことを思いながら、ちらっと望月くんに視線を向ける。