【完】純粋彼氏は甘い確信犯

夏休み前、最後の放課後仕事。




夏休みまで残り一週間となった。




今日でしばらく仕事ないんだなー…






私はいつものように、携帯小説を読んでいた。





ふふふ、これがとっておきの時間。





静かですっごく集中できて、もう最高。





「…き、北山さ…………」




「はひっ!?」





も、もう…!いっつもいきなりで本当に驚く。




すみません、と言って顔を赤くする望月くんは、やっぱり天然なのかな。





多分、この顔に惚れる女の子が多いんだろうな……と密かに思っていた。






「あの………、メ、メ、メ」




「メ……?」





メ…ってなんだよ!……メスっ!?




「メ、アド………交換しませんか!」




………メ、メアド?





う、うそ。望月くんと……メ、メア…




「は、はひっ…いいでふよ」




正確には、「はい、いいですよ」と言いたかった。




あまりの驚きで動揺を隠せなかった。