「実はね……」





理恵ちゃんは、そっと私の耳に口を近づけて、驚きなことを言った。




「えっ!?う、うそ!?」




驚きのあまり、「え!?」しか言えない。




『愛ねー、彼氏との赤ちゃんできたんだって!!』





理恵ちゃんが、こう言ったから。





な、なんでっ!?





赤ちゃんってそんな早くできるほのなの!?





「赤ちゃんって、月から来るんじゃないの??」





私が疑問そうな顔で質問すると、理恵ちゃんは、は?、とでも言いたそうな顔をした。




「まさか……し、し、知らないの?」





「へっ?」




「こりゃ本物の天然だ……」