【完】純粋彼氏は甘い確信犯

「北川さん、とっても可愛い笑顔で携帯を眺めていたので……




か、彼氏さんかと思いました」





はっ!?




か、か、か、かかか可愛いですとっ!?





「か、か、可愛くなんかないです!!!!」





そう言って、ガタッ…と椅子を立つと、





「……きゃっ!?」






見事に、足を引っ掻けてしまったのだ。






そして、私の下には、望月くん。




「す、す、す、すみません!!!!!!」






私より先に謝ったのは、望月くん。