いっぱい、いっぱい泣けばいい。

泣いて。

泣いて。

思いが擦り切れるくらいまで泣いて。

そしたら今度は本当に笑えばいい。

君はきっと笑えるようになる。

そうなるまで、僕は静かに待とうと思う。

君が心行くまで泣けるために、

雨が降ることを祈ることしか僕にはできないけれど。

心から君が笑えたら、

僕は胸の痛みに名前を付けよう。

これは、

『君に恋する物語』なのだから。