って、そうじゃなくて!


「あ、あ!お金……。」


あたしは慌ててカバンから財布を取り出す



「いいよ。プレゼント。」



え……何の記念日でもないよ?


ってゆうより、彼氏にプレゼントなんてもらったこと……



あたしは今まで一度だってない……




「たかしゃん…………」


「ん?」


「ありがとう……。」



たかしゃんはニコッと笑い、あたしが持っているストラップを大袈裟に覗きこむ



「みーたんそっくり。」


「ありがとう……」



思わず涙が出そうになる。でも、ぐっとこらえて、歩き出したたかしゃんの隣まで駆け足で歩いた