キヨはあまり見る事のないカゼの涙に動揺しながら、ポケットを探りハンカチを探す。
「………でも、もし今兄貴が死んでも…俺は悲しくない。罪悪感は感じるだろうけど、きっと喜んでしまう」
「じゃあなんでそんなに悲しそうなの?…カゼはそんな冷酷な人じゃない。私は知ってるよ」
「………キヨ。俺はどうしたらいい?……もし本当に兄貴が…死んだら……」
カゼは空から目を離すと、小さなキヨの体を強く抱きしめた。
「カゼ。今あなたがするべき事は病院に行く事だよ。お兄さんもそれを望んでる」
キヨは震えるカゼの背中をゆっくりと何度もさすると、空を見上げた。
暫く星空の下で抱き合ったまま立ち尽くしていた2人。
カゼはキヨから体を離し、服の裾で目を拭った。
「………ごめん。こんな事したらイノリに殺される」
「イノリは大丈夫。今はカゼの方が大切だから」
「………キヨ。俺、美咲さんとはもう会わない。それが兄貴へのせめてもの罪滅ぼし」
「美咲さんってお兄さんの奥さん?…そうだね、その方がカゼの為でもあるよ」
キヨはカゼに微笑むと、2人は手を繋いで病院へと向かった。
「………でも、もし今兄貴が死んでも…俺は悲しくない。罪悪感は感じるだろうけど、きっと喜んでしまう」
「じゃあなんでそんなに悲しそうなの?…カゼはそんな冷酷な人じゃない。私は知ってるよ」
「………キヨ。俺はどうしたらいい?……もし本当に兄貴が…死んだら……」
カゼは空から目を離すと、小さなキヨの体を強く抱きしめた。
「カゼ。今あなたがするべき事は病院に行く事だよ。お兄さんもそれを望んでる」
キヨは震えるカゼの背中をゆっくりと何度もさすると、空を見上げた。
暫く星空の下で抱き合ったまま立ち尽くしていた2人。
カゼはキヨから体を離し、服の裾で目を拭った。
「………ごめん。こんな事したらイノリに殺される」
「イノリは大丈夫。今はカゼの方が大切だから」
「………キヨ。俺、美咲さんとはもう会わない。それが兄貴へのせめてもの罪滅ぼし」
「美咲さんってお兄さんの奥さん?…そうだね、その方がカゼの為でもあるよ」
キヨはカゼに微笑むと、2人は手を繋いで病院へと向かった。

