その頃、カゼはバーベキューの匂いが残る庭の縁側で1人、月を眺めていた。
「………今日もあの頃と同じくらい…星が出てるな」
カゼが黄昏ていると、後ろから声を掛けられた。
「帰ってきてたのか」
「………おかえり、兄貴」
後ろに立っていたのはカゼの兄、倉木 海(くらき うみ)だった。
カゼは兄の薬指に光る結婚指輪を悲しそうに見つめた。
「お前はまだ美咲をたぶらかしてるみたいだな」
「………兄貴には関係ないだろ。義姉さんの旦那は兄貴なんだから俺はただの代わりだ」
「当たり前だ。お前なんかに美咲が本気になるかよ。お前は顔だけしか必要とされてないんだよ!」
海はそれだけ言うと嘲笑いながらカゼのいる部屋から出て行った。
「………星。あの頃かけた俺の願いを…早く叶えてくれよ」
カゼは拳を握り締めながら震えていた。
満天の星たちはそんなカゼを見つめていた。
同じ背格好のウミとカゼ。
見た目が似ている2人は愛する女性までも同じだった。
「………今日もあの頃と同じくらい…星が出てるな」
カゼが黄昏ていると、後ろから声を掛けられた。
「帰ってきてたのか」
「………おかえり、兄貴」
後ろに立っていたのはカゼの兄、倉木 海(くらき うみ)だった。
カゼは兄の薬指に光る結婚指輪を悲しそうに見つめた。
「お前はまだ美咲をたぶらかしてるみたいだな」
「………兄貴には関係ないだろ。義姉さんの旦那は兄貴なんだから俺はただの代わりだ」
「当たり前だ。お前なんかに美咲が本気になるかよ。お前は顔だけしか必要とされてないんだよ!」
海はそれだけ言うと嘲笑いながらカゼのいる部屋から出て行った。
「………星。あの頃かけた俺の願いを…早く叶えてくれよ」
カゼは拳を握り締めながら震えていた。
満天の星たちはそんなカゼを見つめていた。
同じ背格好のウミとカゼ。
見た目が似ている2人は愛する女性までも同じだった。

