イノリとキヨはぶらぶらと田んぼ道を歩いていた。
「どこ行くの?私、食べてる途中だったんだけど」
「お前さぁ!もっと警戒心持てよ!!抵抗するとかひっぱたくとか色々あんだろ!」
イノリは足元に転がっていた石を思い切り蹴飛ばした。
「なんでイノリがそんなに怒るのよ。私が誰と何しようがイノリには関係ないでしょ」
「関係あんだよ!」
「はぁ!?何でよ!!」
キヨはイノリの前に駆け寄り、顔を覗く。
月に照らされたイノリの顔は真っ赤だった。
「……?何赤くなってるのよ」
「うっせぇ!黙ってろ、バカ」
「バカって…。ちょっと待ってよ。イノリっ!!」
キヨは足早に歩いていくイノリを追い掛けた。
夏に向かいつつある季節。
2人が歩く田舎道に生ぬるい風が草の匂いを乗せて吹き抜ける。
「…イノリはさ、好きな人いないの?」
「さぁな。知らねー」
「知らねぇって…自分の事でしょ!」
「自分の事は1番自分が理解しているようで、1番わからないもんだ」
イノリはどこか寂しそうな顔で空を見上げた。
いつも勝ち気で強いイノリにしては珍しかった。
2人が無言のまま立ち竦んでいると、ケンとカンナが駆け寄ってきた。
「どこ行くの?私、食べてる途中だったんだけど」
「お前さぁ!もっと警戒心持てよ!!抵抗するとかひっぱたくとか色々あんだろ!」
イノリは足元に転がっていた石を思い切り蹴飛ばした。
「なんでイノリがそんなに怒るのよ。私が誰と何しようがイノリには関係ないでしょ」
「関係あんだよ!」
「はぁ!?何でよ!!」
キヨはイノリの前に駆け寄り、顔を覗く。
月に照らされたイノリの顔は真っ赤だった。
「……?何赤くなってるのよ」
「うっせぇ!黙ってろ、バカ」
「バカって…。ちょっと待ってよ。イノリっ!!」
キヨは足早に歩いていくイノリを追い掛けた。
夏に向かいつつある季節。
2人が歩く田舎道に生ぬるい風が草の匂いを乗せて吹き抜ける。
「…イノリはさ、好きな人いないの?」
「さぁな。知らねー」
「知らねぇって…自分の事でしょ!」
「自分の事は1番自分が理解しているようで、1番わからないもんだ」
イノリはどこか寂しそうな顔で空を見上げた。
いつも勝ち気で強いイノリにしては珍しかった。
2人が無言のまま立ち竦んでいると、ケンとカンナが駆け寄ってきた。

