祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】

その後5人は、買い物をしたりテレビで見た事のある店を探したりして東京見物をしていた。


気がつくと辺りは真っ暗になっていた。




「さて、買い物も楽しんだし帰りましょうか」

「うん。新幹線の時間になっちゃうもんね」



5人は駅に向かい、新幹線が通っている駅までの電車に乗った。




「カンナさ、あの学部でよかったの?」

「うん、みんなと同じ学部がいいの。だから大丈夫よ」

「そっか。…嬉しいな、憧れの地でまたみんなといられる事が」

「そうね。大学は決まったから、合格したら今度は住む場所探さないとね」



座席に並んで座っている5人は初めての都会に疲れたのか、手を繋ぎながら寄り添って眠っていた。



仲がいい高校生の5人を見ながら周りの乗客はクスクスと笑っていた。