いつからだったのかな?
長い間共に歩いて来た道は大きくて壮大な一本道だったのに
いつの間に分かれ道まで歩いて来ていたのだろう。
楽しくて、幸せで、一緒にいるのが当たり前過ぎたから気付かなかったんだね、きっと。
キヨはそんな事を思いながらケンの首に抱きついていた。
ケンも啜り泣きながらキヨを抱きしめる。
そんな2人を見つめながらカゼが呟いた。
「………ケンも東京行こう。まだ決めてないんだろ?」
「そうだけど…でも俺っ…」
「………迷うな」
カゼはそう言うと、ケンに抱きついているキヨをケンから剥がし後ろから抱き上げた。
カゼはそのまま歩き出す。
「カゼ!なんで東京の大学にしたんだよ?地元にだって大学あるのに」
「………東京は憧れる。地元もいいけど、新しい所で生きてみたい」
「そっか。カゼらしいっちゃカゼらしいね」
ケンはマフラーを風に靡かせながらカゼの後ろを歩く。
すっかり日が沈んだ暗い道を歩く3人を月が儚く照らしていた。
ケンと別れたキヨとカゼ。
キヨは家の前でカゼは降ろしてくれるものだと思っていたが、カゼはキヨを抱き上げたまま家を通り過ぎた。
「……?カゼ?どこ行くの?」
「………土手」
2人は星がよく見えるいつもの土手にやってきた。
長い間共に歩いて来た道は大きくて壮大な一本道だったのに
いつの間に分かれ道まで歩いて来ていたのだろう。
楽しくて、幸せで、一緒にいるのが当たり前過ぎたから気付かなかったんだね、きっと。
キヨはそんな事を思いながらケンの首に抱きついていた。
ケンも啜り泣きながらキヨを抱きしめる。
そんな2人を見つめながらカゼが呟いた。
「………ケンも東京行こう。まだ決めてないんだろ?」
「そうだけど…でも俺っ…」
「………迷うな」
カゼはそう言うと、ケンに抱きついているキヨをケンから剥がし後ろから抱き上げた。
カゼはそのまま歩き出す。
「カゼ!なんで東京の大学にしたんだよ?地元にだって大学あるのに」
「………東京は憧れる。地元もいいけど、新しい所で生きてみたい」
「そっか。カゼらしいっちゃカゼらしいね」
ケンはマフラーを風に靡かせながらカゼの後ろを歩く。
すっかり日が沈んだ暗い道を歩く3人を月が儚く照らしていた。
ケンと別れたキヨとカゼ。
キヨは家の前でカゼは降ろしてくれるものだと思っていたが、カゼはキヨを抱き上げたまま家を通り過ぎた。
「……?カゼ?どこ行くの?」
「………土手」
2人は星がよく見えるいつもの土手にやってきた。

