そんな昔と変わらないあどけない顔で眠るキヨを、イノリは抱きしめた。
「……っ…。取られたくない。お前を誰にも渡したくねぇよ。でも俺にはお前を幸せにする資格も幸せにしてやれる力もない。……キヨ…」
イノリはキヨの頬に手を添えると口を近付けた。
「っ……!!!!」
イノリは唇が触れる寸前で自分の下唇を噛むと顔を離し、キヨの横の壁を殴った。
自分が犯してきた罪。
キヨに触れられない虚しさ。
行き場のない想い。
全てが辛くて泣きたくなった。
「…ん、イノリ?あれ…私寝てた!?」
キヨが目を擦りながら伸びをすると、イノリがキヨの肩にもたれかかってきた。
「どうしたの?…眠い?今日イノリ色々頑張ってたもんね。まだライブ終わらなそうだから寝ていいよ」
キヨは肩に顔を埋めるイノリの頭を優しく撫でていた。
「…おやすみ、イノリ。大好きだよっ………キャー!!」
キヨは小声で呟きながら叫んでいた。
爆音と楽器の振動で、この時イノリが泣いていた事にキヨは気付かなかった。
彼の心の叫びに……。
「……っ…。取られたくない。お前を誰にも渡したくねぇよ。でも俺にはお前を幸せにする資格も幸せにしてやれる力もない。……キヨ…」
イノリはキヨの頬に手を添えると口を近付けた。
「っ……!!!!」
イノリは唇が触れる寸前で自分の下唇を噛むと顔を離し、キヨの横の壁を殴った。
自分が犯してきた罪。
キヨに触れられない虚しさ。
行き場のない想い。
全てが辛くて泣きたくなった。
「…ん、イノリ?あれ…私寝てた!?」
キヨが目を擦りながら伸びをすると、イノリがキヨの肩にもたれかかってきた。
「どうしたの?…眠い?今日イノリ色々頑張ってたもんね。まだライブ終わらなそうだから寝ていいよ」
キヨは肩に顔を埋めるイノリの頭を優しく撫でていた。
「…おやすみ、イノリ。大好きだよっ………キャー!!」
キヨは小声で呟きながら叫んでいた。
爆音と楽器の振動で、この時イノリが泣いていた事にキヨは気付かなかった。
彼の心の叫びに……。

