祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】

男女5人ずつが席に座ると、司会者の声でフィーリングカップルが始まった。


好きな食べ物や好きな色など、次々とお題が出され、それに答えていくキヨ達。



キヨとカンナ以外の女子達は全員、カゼが目当てなようでカゼが答える度に何やらメモをしている。



「では最後のお題です。好きな異性のタイプを答えて下さい」

「好きなタイプねぇ。カゼの何が好きなのかしら、私」

「私もイノリの何が好きなんだろう」



キヨとカンナが考え込んでいると司会者は男子から指していった。




「俺はよく笑う人〜♪作り笑いじゃなくてね」



ケンが答えると次はカゼが答えた。

女子達は耳を傾ける。




「………う〜ん?好きになった人?」

「カゼらしいね、カンナ」

「もっと具体的に言って欲しかったわ」



周りで見学している女子達はキャーっと叫び出す。

男子までもがカゼにホの字になっていた。




「はい、次は北山くんです」



イノリが指名されるとキヨはピクッと反応する。