すると、キヨに絡んできた男が思いっきりカゼに突っ込んだ。
カゼはその場にうずくまる。
突っ込んだ男は悪びれる様子もなく、カゼを見下ろすと口角を上げた。
少し痛いくらいでは表情を変えないカゼだが、今は痛そうに足を触りながら顔をしかめていた。
「あんのクソ野郎!わざとやりやがったな!!ぶっ殺してやる!!」
「イノリっ落ち着けって!!」
拳を握りコートに入ろうとするイノリを止めるケンの横で、痛がるカゼの姿を見て涙を流すカンナの背中を撫でるキヨ。
コートの外に運ばれたカゼは、顧問の先生に処置を受けていた。
すると顧問の先生はキヨを呼ぶ。
キヨはケンにカンナを任せると、カゼの元へ向かった。
担架に寝そべるカゼはキヨの顔を見ると微笑み、手を差し出す。
キヨはその手を握りしめた。
「カゼっ!大丈夫!?」
「………うん。キヨ見たからもう大丈夫。だから泣かないで」
カンナの涙に気を取られ、自分も泣いていた事に今気付いた。
「………大丈夫。負けないから。カンナにも泣かないでって言ってあげて」
「倉木、大丈夫なのか?」
「………はい。大丈夫ですよ。コートに戻ります」
カゼは先生に軽く頭を下げると、足を引き吊りながら再びコートに戻っていった。
カゼはその場にうずくまる。
突っ込んだ男は悪びれる様子もなく、カゼを見下ろすと口角を上げた。
少し痛いくらいでは表情を変えないカゼだが、今は痛そうに足を触りながら顔をしかめていた。
「あんのクソ野郎!わざとやりやがったな!!ぶっ殺してやる!!」
「イノリっ落ち着けって!!」
拳を握りコートに入ろうとするイノリを止めるケンの横で、痛がるカゼの姿を見て涙を流すカンナの背中を撫でるキヨ。
コートの外に運ばれたカゼは、顧問の先生に処置を受けていた。
すると顧問の先生はキヨを呼ぶ。
キヨはケンにカンナを任せると、カゼの元へ向かった。
担架に寝そべるカゼはキヨの顔を見ると微笑み、手を差し出す。
キヨはその手を握りしめた。
「カゼっ!大丈夫!?」
「………うん。キヨ見たからもう大丈夫。だから泣かないで」
カンナの涙に気を取られ、自分も泣いていた事に今気付いた。
「………大丈夫。負けないから。カンナにも泣かないでって言ってあげて」
「倉木、大丈夫なのか?」
「………はい。大丈夫ですよ。コートに戻ります」
カゼは先生に軽く頭を下げると、足を引き吊りながら再びコートに戻っていった。

