「カ…カゼっ!!恥ずかしいよ!!大丈夫だから離して…」
「………キヨにケガさせたらイノリに殺される」
カゼはキヨの手を離すと、調理場から走り去り救急箱を持ってきた。
キヨはカゼに絆創膏を貼って貰うと、再びカレーを作り始めた。
カゼはその横で鼻歌を歌いながらカレーを作るキヨを見つめていた。
練習を終えた部員にカレーらしきものを振る舞ったキヨは、部員の練習着やソックスを洗濯し干すと、用意されている自室へと戻った。
テレビも何もない誰もいない部屋。
静かに刻まれる時間はキヨを孤独な世界へと引き込んでいく。
いたたまれなくなったキヨが携帯を手に取ると、タイミングよく電話が掛かってきた。
「…はい」
「俺だ。泣いてねぇか?泣き虫さんは」
「…っ!!イノリっ」
着信はイノリからだった。
イノリの低い声を聞いたキヨは泣くつもりなんかなかったのに、何故か涙が込み上げてきた。
「…ふっ…うぁぁぁん!なんでよ〜…なんでイノリいないの?バカぁ…」
「おい、バカってなんだよ。お前が勝手に行ったんだろ」
「そうだけどさぁ〜…イノリいないのは嫌だよぉぉ…。寂しいよっ」
泣きじゃくるキヨにイノリが溜め息をついた時、キヨの部屋のドアがノックされた。
「ひゃっ!?誰か来たっ!!」
「は?…変な野郎だったら危ねぇからドアの前で誰か聞け」
キヨはイノリの言葉に頷くとドアの前に立ち、呟いた。
「…誰ですか?」
「………カゼ。開けてキヨ」
「カゼ?」
キヨがドアを開けると、ドアの前にはカゼが立っていた。
廊下からは他の高校の部員らが騒いでいる声が聞こえる。
「………キヨにケガさせたらイノリに殺される」
カゼはキヨの手を離すと、調理場から走り去り救急箱を持ってきた。
キヨはカゼに絆創膏を貼って貰うと、再びカレーを作り始めた。
カゼはその横で鼻歌を歌いながらカレーを作るキヨを見つめていた。
練習を終えた部員にカレーらしきものを振る舞ったキヨは、部員の練習着やソックスを洗濯し干すと、用意されている自室へと戻った。
テレビも何もない誰もいない部屋。
静かに刻まれる時間はキヨを孤独な世界へと引き込んでいく。
いたたまれなくなったキヨが携帯を手に取ると、タイミングよく電話が掛かってきた。
「…はい」
「俺だ。泣いてねぇか?泣き虫さんは」
「…っ!!イノリっ」
着信はイノリからだった。
イノリの低い声を聞いたキヨは泣くつもりなんかなかったのに、何故か涙が込み上げてきた。
「…ふっ…うぁぁぁん!なんでよ〜…なんでイノリいないの?バカぁ…」
「おい、バカってなんだよ。お前が勝手に行ったんだろ」
「そうだけどさぁ〜…イノリいないのは嫌だよぉぉ…。寂しいよっ」
泣きじゃくるキヨにイノリが溜め息をついた時、キヨの部屋のドアがノックされた。
「ひゃっ!?誰か来たっ!!」
「は?…変な野郎だったら危ねぇからドアの前で誰か聞け」
キヨはイノリの言葉に頷くとドアの前に立ち、呟いた。
「…誰ですか?」
「………カゼ。開けてキヨ」
「カゼ?」
キヨがドアを開けると、ドアの前にはカゼが立っていた。
廊下からは他の高校の部員らが騒いでいる声が聞こえる。

