「………思い出せないならいい。大した事じゃないから。さ、入ろ」



カゼはイノリの背中を押して家へと入っていった。


家の中はご飯を温めている匂いが充満していた。







信頼していた。
信用していた。

…信じていた。

5人は絶対にこうやって一緒に
幸せな毎日を送れるのだと。