「カゼ〜…どうしたら好きな子とヤれるのか教えて〜」
「…………は?」
ケンは放課後、部活に行こうとするカゼのサッカー部のロゴが入ったエナメルバックを掴み引き止めると、そう嘆いた。
こんな田舎町では珍しいほど顔が整っているカゼは、自分の学校はもちろん、他校の生徒からもモテる。
その為、中2であるにも関わらずカゼは既に童貞を卒業していた。
そんなカゼに助言を求めるケン。
「俺、キヨとヤりたくて仕方ないんだよ。でもキヨはきっと俺をそういう対象で見てないから」
「………キヨとするのは難しい」
「だよね…。はぁ〜こんなに好きなのになぁ」
「………キヨの何が好き?可愛いとこ?癒し系なとこ?危なっかしいとこ?」
ケンはカゼの問いにニカっと笑うと答えた。
「よく笑うとこ♪」
「………イノリと正反対だな」
「え?イノリ?」
「………イノリは泣き虫だからって言ってた。SとMの違いかな」
カゼは勝手に納得すると、スパイクを持って部室へと向かった。
「…………は?」
ケンは放課後、部活に行こうとするカゼのサッカー部のロゴが入ったエナメルバックを掴み引き止めると、そう嘆いた。
こんな田舎町では珍しいほど顔が整っているカゼは、自分の学校はもちろん、他校の生徒からもモテる。
その為、中2であるにも関わらずカゼは既に童貞を卒業していた。
そんなカゼに助言を求めるケン。
「俺、キヨとヤりたくて仕方ないんだよ。でもキヨはきっと俺をそういう対象で見てないから」
「………キヨとするのは難しい」
「だよね…。はぁ〜こんなに好きなのになぁ」
「………キヨの何が好き?可愛いとこ?癒し系なとこ?危なっかしいとこ?」
ケンはカゼの問いにニカっと笑うと答えた。
「よく笑うとこ♪」
「………イノリと正反対だな」
「え?イノリ?」
「………イノリは泣き虫だからって言ってた。SとMの違いかな」
カゼは勝手に納得すると、スパイクを持って部室へと向かった。

