1番最初に性に芽生えたのはケンだった。
小さい頃からキヨを見つめ続けたケン。
ただ一緒にいるだけで満たされていた気持ちに、いつしか欲を感じるようになっていた。
「キヨ可愛いな〜…彼氏とか出来ちゃったらどうしよ」
ケンは授業中もずっとキヨを見つめていた。
いつの間にか胸も膨らみ、あどけなさが抜けたキヨに女性らしさを感じているケン。
あの唇に自分の唇を重ねたい
あの体に触れたい
欲望は次から次に溢れてくる。
「倉木!起きなさい!!」
その時、椅子に座ったまま眠るカゼに向かって投げられたチョークが
カゼがタイミング良く机に頭を下げた為、ケンの額に直撃した。
「いったぁ―!!何!?何っ!?」
キヨを見ていたケンは、いきなりの事に額を押さえながらキョロキョロと辺りを見渡した。
クラスメイト達は笑い出す。
「………はよ。どうしたの、ケン」
教室が騒がしくなった事に気付いたカゼは、だるそうに体を起こすと呆然とするケンを見た。
そんなカゼを見てまたクラスメイト達が笑い出す。
恥ずかしくなったケンはチラッとキヨを見ると、キヨもカンナと共に笑っていた。
ケンはよく笑うキヨが大好きだったのだ。
小さい頃からキヨを見つめ続けたケン。
ただ一緒にいるだけで満たされていた気持ちに、いつしか欲を感じるようになっていた。
「キヨ可愛いな〜…彼氏とか出来ちゃったらどうしよ」
ケンは授業中もずっとキヨを見つめていた。
いつの間にか胸も膨らみ、あどけなさが抜けたキヨに女性らしさを感じているケン。
あの唇に自分の唇を重ねたい
あの体に触れたい
欲望は次から次に溢れてくる。
「倉木!起きなさい!!」
その時、椅子に座ったまま眠るカゼに向かって投げられたチョークが
カゼがタイミング良く机に頭を下げた為、ケンの額に直撃した。
「いったぁ―!!何!?何っ!?」
キヨを見ていたケンは、いきなりの事に額を押さえながらキョロキョロと辺りを見渡した。
クラスメイト達は笑い出す。
「………はよ。どうしたの、ケン」
教室が騒がしくなった事に気付いたカゼは、だるそうに体を起こすと呆然とするケンを見た。
そんなカゼを見てまたクラスメイト達が笑い出す。
恥ずかしくなったケンはチラッとキヨを見ると、キヨもカンナと共に笑っていた。
ケンはよく笑うキヨが大好きだったのだ。

