何やら楽しそうに笑いながら食べるキヨとイノリの隣で、無言でトウモロコシを黙々と食べているカゼ。
カンナはそんなカゼを見つめた。
カンナにとってカゼは、キヨにとってのイノリのような存在であり、物心ついた頃からカゼだけを見ていた。
いつもそばにいる綺麗な顔の男の子。
無口で無表情だけど、正義感が強く優しいカゼ。
特に何を話すわけではないけど、カンナはカゼの隣にいるのが心地良かった。
「………何?顔に何かついてる?」
カンナの視線に気づいたカゼは、カンナを見る。
「う…ううん!!何でもないわよ。美味しそうに食べるなぁって思って」
「………うん。美味しいよ」
カゼはトウモロコシの芯をくわえながら、コクっと頷いた。
カンナはそんなカゼを見つめた。
カンナにとってカゼは、キヨにとってのイノリのような存在であり、物心ついた頃からカゼだけを見ていた。
いつもそばにいる綺麗な顔の男の子。
無口で無表情だけど、正義感が強く優しいカゼ。
特に何を話すわけではないけど、カンナはカゼの隣にいるのが心地良かった。
「………何?顔に何かついてる?」
カンナの視線に気づいたカゼは、カンナを見る。
「う…ううん!!何でもないわよ。美味しそうに食べるなぁって思って」
「………うん。美味しいよ」
カゼはトウモロコシの芯をくわえながら、コクっと頷いた。

