☆No One Knows~キミといた日々~☆

「泣けよ。」




あたしはヒデの言葉に驚いた。



『泣かないよ。』




「稚菜は強い。だからこそ泣けよ。
このままじゃお前が壊れる。」



『猫って死ぬ時わかるんだって。
姿を消して絶対に見つからない。
なんでだろうね?』





あたしはそう言うと
ヒデの電話を切った。




ごめんねヒデ。






今のあたしは
もう壊れてるよ。