☆No One Knows~キミといた日々~☆

あたしは全部話した。
ヒデは最後まで黙って
聞いてくれた。




枯れたはずの涙だけは
やっぱりでなかった。




「メシ食ってるか?」



『ご飯?』




ヒデからでた言葉は
意外な言葉だった。




「食べてるか?」


でもヒデらしい質問。




『ちゃんと食べてるよ。』



ダンナに心配かけたくなくて
ご飯は食べてる。
すぐに吐いちゃうけど。




「じゃあ。ちゃんと泣けてるか?」




ヒデの質問に黙ってしまった。





「やっぱりな。」