そういえばもう少しで
おじいちゃんの命日。



おじいちゃん子の
あたしはおじいちゃんが
死んだ時つらくて死のうとした。



あたしに愛情を注いで
可愛がってくれた
おじいちゃんの死は
あたしにとって
受け止めきれなかった。



「稚菜。」



そんな時そばに
いてくれたのが禅だった。



当時は付き合ってすら
なかったあたし達。





おじいちゃんが
いなくなった日から
禅がいてくれたから
寂しくなかった。