☆No One Knows~キミといた日々~☆

あたしは砂時計を横にした。



「稚菜?」



『時間なんて元に戻らないなら
止まっちゃえばいい。』



もしかしたら時間は
とっくに止まってるのかもしれない。



未来にこぼれ落ちていく砂は
過去には絶対に戻らない。




「この砂時計は稚菜にあげる。」



『え?』



「でも稚菜が必要になった時
取りに来て?」




必要になったら?