否定してきたけど、やっぱり私のことが好きなんじゃ……?
いや裏を返して、まさか和泉川先輩を取られたくないって理由が潜んでいるのかもしれない。
それだけは絶対やだ。そんな特殊な三角関係築きたくないよ。


「う~~~ん……」


長い唸り声をあげてしまう。
なんだかさっきのミツルとのやり取りでまた無駄な労力使っちゃったって感じだから、もうご飯食べないで寝てやる。

思考回路がこんがらがってきた私は思案するのをやめ、そのままベッドに身を預けることにした。