「おねえー!お母さんがね、ケーキ買ってきたから彼氏さんにもご馳走してあげなってさー!」
勢いよく開かれたドアの向こうには、ハイテンションの愛加がいた。
その手には美味しそうなモンブランが二つ乗ったトレイ。
唇が触れ合う寸前まできていた和泉川先輩の整った顔が、ゆっくりと離れていき安心するのも束の間。
とんでもない現場を目撃されてしまったことで、私の顔には大量の汗が噴き出してきた。
「ありゃりゃ、お取り込み中だった?」
「ごっめーん!」とおちゃらけた様子の愛加は、トレイを床に置くと身を翻して部屋を出ていった。
開けっ放しのドアの向こうから、ドタドタと階段を降りる音。
そして「お母さーん!おねえ今取り込み中だったー!」とかいう声が聞こえる。
勢いよく開かれたドアの向こうには、ハイテンションの愛加がいた。
その手には美味しそうなモンブランが二つ乗ったトレイ。
唇が触れ合う寸前まできていた和泉川先輩の整った顔が、ゆっくりと離れていき安心するのも束の間。
とんでもない現場を目撃されてしまったことで、私の顔には大量の汗が噴き出してきた。
「ありゃりゃ、お取り込み中だった?」
「ごっめーん!」とおちゃらけた様子の愛加は、トレイを床に置くと身を翻して部屋を出ていった。
開けっ放しのドアの向こうから、ドタドタと階段を降りる音。
そして「お母さーん!おねえ今取り込み中だったー!」とかいう声が聞こえる。