合同練習試合の光景を横目に、普段体育館でやっていることと然程変わらない仕事をこなしていたら、あっという間に窓の外が薄暗くなってきていた。


「「ありがとうございました!」」


双方の顧問による合図で整列し、互いに頭を下げる。
怪我人も出なければ特に問題が起きることもなく、一日目の練習が無事終了したことに安堵する。
明日もこの調子で、円満に過ごせれば良いな。


「あ゛ー、クッソつかれた……」
「空腹と疲労でフラフラします」
「お腹と背中がくっついてしまいそうやわ~」


いつもと少し違う環境で長時間の練習を強いられたせいか、みんな相当疲れているようだった。