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「暑い、暑すぎる。クーラー!!」


「ねぇー。クーラー早く付けろってーー!」


あたしとひなが椅子の上で暴れる。
だって、暑いんだもん!!



「あーぁ、最近、宇治原先輩に会ってないなぁ…先輩不足なんだけどー!」



「もぉー、ひなそればっか!自分から会いに行けば良いじゃん。なんで行かないの?」



ひなが大きなため息をつく。そんなに会いに行くの嫌なんだ。



「…うちだってさ、会いに行きたいよ。でも、あんまり頻繁に会いに行くとバレるじゃん」


うぉー、リアルだなぁ。悩みがリアルだなぁ。ぅおいっ!



「ひーな!そんな弱気でどうすんだよっ!あたしもついてくから大丈夫!ファイトだ、ひなっ!!」



ひなが、少し微笑んだ。