2018年7月発売のケータイ小説文庫:ブルーレーベル
君を幸せにできるのは、私じゃなかったね。
あのとき離した手を、また繋いで。
イラストレーター:いつか
- あらすじ
- 両親が離婚し、学校でも居場所がないモナ。そんな彼女の孤独をわかってくれたのが、人気者の夏希だった。お互いに惹かれ合い、付き合うようになる。友達もできて、モナははじめて本当の幸せを感じていた。そんな中、夏希に片想いする幼なじみが現れる。彼女の余命はわずかだった。苦しむ夏希を想い、自らその手を離すモナだけど…。奇跡の恋物語。
- 著者コメント
- いつも温かい応援をありがとうございます。今作は、溺れるような初恋のなかで、好きなのに離れなきゃいけないふたりの儚く切ないラブストーリーを書かせていただきました。新たに50ページほど番外編も書き下ろしております。いつかさんの素敵なイラストが目印ですので、ぜひお手に取って、ラストまでお楽しみいただけたら幸いです。
君が必死に生きようとした世界を
ずっと忘れない――。
ずっと忘れない――。
僕は君に夏をあげたかった。
イラストレーター:望月夢乃
- あらすじ
- 父親の再婚と転勤で居場所を見つけられなくなった麻衣子は、16歳の夏を海辺にある祖父の家で暮らすことに決める。そこで再会したのは、中学時代の初恋相手・夏だった。「君を描きたい」――夏から麻衣子への思いがけない申し出をきっかけに、ふたりは再び心を通わせ合っていく。しかし夏は、わずかに残された余命と闘っていて…。大切な人との再会と別れを通じて描かれる純愛に涙!!
- 著者コメント
- 清水きりです。このたび初の書籍化をさせていただくこととなり、心から感謝しています。タイトルどおり、本書は短く切ない夏の恋の話です。書籍化にあたり加筆させていただき、より登場人物の思いに踏み込めたと思います。夏の読書のお供に、ぜひ手に取っていただけるとうれしいです!