ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

野いちご10周年記念コンピレーションアルバム
『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』
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野いちご学園の新着投稿

    • 憧れの先輩
    • VD2019【お題】
    • 廊下

    「相良先輩います……か…わお」
    私は今、先輩である相良先輩の教室に来ていた。
    チョコを作ったから、渡そうと思ったけど…無理かな!
    「相良くん、チョコ受け取って!」
    「作ったからよければ食べて?」
    「相良くん──」
    先輩、モテモテなようで。お疲れ様です。
    あんなにチョコ貰ってるなら、別に渡さなくてもいいよね。
    このチョコどうしよう。

    「あれ?陽菜ちゃん、2年の教室に来てどうしたの?」
    この声は!
    「碓氷先輩?」
    「うん、碓氷先輩だよ」

    なんと、相良先輩の友達の碓氷先輩でした!
    先輩、丁度いいところに来てくれましたね。

    「碓氷先輩、良ければこのチョコ受け取ってください」
    「え?愁はいいの?」
    愁とは、相良先輩の事だ。
    「はい、沢山貰ってるようだし、私のは義理なんでいらないと思って」
    「…そっか(義理…ね、愁ドンマイ)じゃあ、貰おうかな」


    「──ダメに決まってんだろ」


    _②に続く

    開く閉じる

    • 憧れの先輩
    • VD2019【お題】
    • 廊下→図書室
    • 続編

    ②続き_

    「──ダメに決まってんだろ」

    「え?」
    私の後ろから突然聞こえてきた声。…相良先輩?
    「雅人、そのチョコは俺のだ」
    「はいはい」
    碓氷先輩に渡したチョコを、相良先輩は奪うように受け取る。
    「行くぞ、陽菜」
    先輩に腕を引かれる。
    「ちょ、相良先輩っ!?」

    連れて来られたのは、誰もいない図書室。
    ずっと無言だったから、なんだか怖い。

    「お前、俺にチョコ渡さねえつもりだったのか?」
    「いえ、先輩沢山貰ってたようなのでいらないと思って」
    「他の奴のなんて受け取ってねーよ」
    「ひどいですね」
    どんな鬼畜野郎ですか。
    「…。つかお前、義理ってどういう事だよ」
    「普通に義理ですけど」

    「クソ、次は作ってこいよ」
    「はい?」

    「今回は義理で我慢してやる。でも来年は、本命チョコを持ってこいよ」
    「意味が分かりません」

    どういう事?


    「好きだって言ってんだよ」

    開く閉じる

    • 同級生
    • VD2019【お題】
    • 中庭

    中庭の隅っこのベンチに、体操座りで座る私はため息をつく
    「チョコ苦手とか…
    もっと早く知りたかった」
    クラスのイケてる女子たちが男子に義理チョコを配っていたが、匠は一人それを断っていた
    今持っているこのチョコは、その匠にあげるために作ってきたもの
    「無駄になったなー
    お父さんにあげるか」
    「なんで?」
    ため息をついてベンチにあげていた足を下ろし、帰ろうとした時後ろから声が聞こえて驚いて振り向く
    「たっ、くみ?!」
    驚きすぎて変な声が出た
    そんな私に匠は笑う
    「なあ。それくれねぇの?」
    「え、チョコ苦手なんでしょ?!
    あってか別にあんたにあげるなんて」
    「それはそれ。これはこれ」
    匠は私の言葉を最後まで聞かずチョコを取り上げて一つ口に放る
    「…うん。あっまい」
    苦手なはずのチョコを嬉しそうに食べる匠
    渡すときに言おうと予行演習までした言葉は全部飛んでった
    「…好きだバカ」
    「ん、知ってる」

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スターツ出版 ファンタジー小説大賞開催!!

ニュース&トピックス

受賞作品発表

書籍化決定!!
大賞(1作品)賞金50万円
『銀の棺の一角獣 ~金の騎士に抱かれて~』雨宮れん/著

書籍化決定!!
優秀賞(2作品)賞金10万円
『AEVE ENDING』森モト/著
※1作品該当なし

書籍化決定!!
野いちご賞 JTB旅行券5万円分・東京ディズニーリゾートペアチケット
『六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉』真彩-mahya-/著
※「六花の翼」は、野いちごにて支持の高かった作品で、多くの中高生が楽しめる作品として、新たに野いちご賞を新設しました。

作品講評

大賞『銀の棺の一角獣 ~金の騎士に抱かれて~』雨宮れん/著

ストーリー、設定、キャラクターの魅力、描写力の総合力で他の作品を圧倒しました。じっくり読みたいけれど、あっという間にページをめくらせてしまう力が作品にありました。ヒロインのアルティナは男性、女性問わず共感を抱けると思いますし、ヒーローはキーラン派とルドヴィク派で人気を二分しそうです。真の悪人がいないという設定も後味がいいです。一部描写で分かりづらいところがあったり、最後の山場の終わらせ方がやや性急だったかなという気もしますが、完成度の高い作品でした。

優秀賞『AEVE ENDING』森モト/著

賛否が分かれた作品でした。ストーリーでは余計なシーンも多かったですし、文章は稚拙なところも見受けられました。設定でもいくつか疑問を感じるところもありました。もっと構成をきちんと練っておくべきです。しかし、そんなところにイライラしながらも読み進めていくうちに、いつの間にか止めることができなくなってしまうパワーがこの作品にはありました。壮大な世界感、オーバープロデュース気味のキャラクターのアクの強さ、これでもかとしつこく迫る暗さとグロさに精神汚染をされた編集部員もいたくらいです。物語の面白さはテクニックではないと思い知らされました。

野いちご賞『六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉』真彩-mahya-/著

戦闘シーン、謎解き、恋愛など主要な要素がバランスよく配されており、テンポよい文体、分かりやすいキャラ設定、などとあいまって面白く読めます。「生まれてきた意味」「強く生きること」といったメッセージ性もあり、読者の背中を強く押してくれる作品でした。しかし、世界情勢や歴史的背景などの説得力の低さ、漫画的な表現、心理描写の甘さなどファンタジーとしてのリアリティに欠ける面があり、本格的ファンタジーとしては物足りなさ感がありました。

全体講評

小説投稿サイト「野いちご」と「Berry's Cafe」を運営している弊社としては、初めてファンタジージャンルに特化した「スターツ出版ファンタジー小説大賞」を実施しましたが、おかげさまで827作品ものエントリーがありました。応募していただいた作家の皆さま、本当にありがとうございました。
さて、初のファンタジー大賞は以下の観点で作品に評価をしていきました。

①ストーリー性(起承転結、ドラマ性、どれだけドキドキ・ワクワクさせることができるか、読後感)
②設定、世界感(非現実の世界をどれだけリアルに思わせるか、面白く詳細に作られているか)
③キャラクターの魅力度
④描写力(情景描写、心理描写のリアルさ、説明的になりすぎてないか)
⑤上記の点で力足らずであってもそれらを補えるだけのパワーが作品にあるか


審査は編集部員と販売部員、書籍事業担当役員で構成する8人が担当しました。審査会はかなり白熱し、意見も大きく割れました。特に優秀賞を決めるのには苦労をしましたが最後は全会一致で賞を決定いたしました。
また、当初予定していなかった「野いちご賞」を新たに設けました。これは『六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉』がファンタジー好きの読者には、説得力が低くやや物足りないが、中高生にはかなり楽しんでもらえるストーリーだと思われたからです。

「スターツ出版ファンタジー小説大賞」は今後も継続的に開催していき、書店の棚を弊社発の書籍で飾っていきたいと思います。今後も一層のご支援とご鞭撻をお願い申し上げます。

なお、惜しくも選外に漏れた作品は下記のように評価させていただきました。評価順位としてはほぼ横並びです。

『クランベールに行ってきます』山岡希代美/著

前半は読みやすさもあり、ぐいぐいと引き込まれました。キャラも魅力的でした。ただし中盤から物語の動きが止まってしまいました。ロイドの部屋で繰り広げられるラブコメ要素中心になってしまったこと、消えた王子の謎の解決方法が拍子抜けしてしまったところなど、前半の加速感が失速してしまったのが残念。もうひと息でした。

『綺羅、星のごとく』夏木エル/著

文章がうまく安定感があり異世界に自然にトリップできました。感情表現や情景描写も自然でうまいと思いました。ただ、途中の恋愛シーンのあたりは中だるみ感がありました。そしてキャラは優等生的でもっと力強さが欲しかったと思います。ある意味、まとまりすぎていて、他の作品に比べて弱く見えてしまったかもしれません。

『【砂漠の星に見る夢】』望月 麻衣/著

古代エジプトをきちんと時代考証していて、まるで本当にあった話のように思わせる力があります。キャラも魅力的でネフェルとイシスの強さと弱さはもちろんのこと、どの登場人物も個性がよくでています。ただし、全般的に説明が多めでそれが文章のリズムが悪くなり面白さを失わせています。また現代の視点の処理が中途半端で残念です。まったく取り去ってしまうか、もっと意味を持たせるかのどちらかの方が良いです。

『砂漠の舟 ―狂王の花嫁―』御堂志生/著

完成度の高い作品で、描写力も高く、途中のオアシスで主人公ふたりが過ごすシーンはまるで映画を見ているかのような錯覚を起こさせます。キャラも魅力的ですが、官能要素に引き摺られすぎてリーンは肉体的な快感でカリムを好きなったのかと思わせてしまうきらいがありました。また、物語の後半はカリムの強さやキャラが発揮しきれていないのがもったいなかったです。

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