中学時代、存在感ゼロだった私。 高校生になり、私は生まれ変わった！ “中学時代の私”を知っている人は誰もいない。 ……いや、いなかった。 今日までは。

私には最近気になっている人がいる。 今まで気にも止めてなかった いつも教室の隅で本をよんでいる男子。 クールと言うより『地味』で 長い前髪によって顔もはっきり見えない。 　　　　　　　 でも、彼だけは“違った”‥。

「大丈夫ですか？」 「あ、うん…」 あたし高野月(たかのるな)の目の前に現れたヤツは 「うわ…月…今の千崎じゃん…」 千崎穂高(ちさきほだか)という 「あいつはなんであんなに地味で変な奴なんだろ…」 地味でパッとしない変わった男だった。 「えっ!?」 「は？うわっ!?た、高野!?」 放課後、教室にいた千崎は 「てめぇ、このこと誰にも言うなよ。わかったか？」 メガネもせず髪もボサボサではない全くの別人で。 「俺の言う事聞けねぇのか？」 俺様野郎でした… 「高野」 「千崎」 「おい。月、こっち来い」 「…っ…なんなの…優しくしないでよ…ほ…だか…」 地味な男子だと思ってたヤツはかっこよかったんです。 変な奴だと思ってたヤツは俺様野郎なんです。 そんな人に… 柏木の１度書いてみたかった王道系の話っ♪ 更新、のろのろ亀さんですがよろしくお願いします(*^^*) START☆2013.11.09 ★RIN KASHIWAGI★