----------☆ 「う~~ん……」 布団の中で伸びをしたあたしは、むっくりと重いカラダを起こした。 「あれ?」 時間を確認しようとしたけれど、いつもの場所に目覚まし時計がない。 とりあえず辺りを見渡して発見した壁の黒い時計は、9時半を指していた。 「9時半か……。え? く、9時半っ!?」 だーーーっ! 1限目、完全に遅刻してるっ!