ケータイ小説 野いちご

黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】






『………ん?』


「あ?どうした、鈴。」


急に目を開けた私に疑問をもったのか、聞いてくる龍。


私は外をジッと見ながら


『来るよ。気配がする。』

と言った。


もともと隠れていたが、息を殺して身を固める。



すると、コツコツと足音と共に、ひとりの男子が現れた。


その男子は、私の下足箱を開けると、画鋲を入れた。





『またあんな大量に………。』


「アイツで決まりだな。」

「そやな。いくで鈴ちゃん!」


『え?……ぅわっ!』


そう言って、暁人と龍は私の腕を引っ張り、その男子の元に向かった。


腕、痛い。





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