「龍騎はほっといて……どないしよか。鈴ちゃんはイジメてくる人はどうでも良いんやろ?」


『うん。』


私はソッコー頷いた。


てゆーか、興味がない。





「でも龍騎は納得いかん。
…せやったら、呼び出して忠告すればいいやん。」


暁人は人差し指を立てながら、みんなに話す。


みんなは、あー…良いんじゃない、みたいな感じになっている。




『はい、暁人せんせー。質問。』


私は手を挙げて言う。



「ん?なんや、鈴ちゃん。先生と禁断の恋がしたいんか……いだっ!」


さっきまでフルフルしていた龍が、暁人を叩いた……いや、どついた?



「あほか。鈴は俺のモンなんだよ。」


『ちがうよ。』




なんのために昔の話したんだろう、私。


諦めてもらうためだよね?

でも、まったく諦めてないし。龍。