「はぁ!?今から警察のとこに行くの~っ。
だって、きょうこさんだっていつだってヒマなわけじゃないんだから無理でしょ。」



「あ、もしもし兄貴?
今からそっち行きたいんだけど……うん、うん。

わかった。じゃ、また後で。」





行動はやっ!!



「あ、オッケーだってさ。」





いや、そういう問題じゃないでしょ!!
楽しそうに目を細める陵を心のなかで突っ込むあたし。








「ま、そーゆことで、行きますか。」


「ホントにいくの~?」


「行きたくないなら俺1人で「却下。……ったく、そろそろ自分がとんでもない方向音痴ってことを自覚してくれないかなぁ。」







まったく……陵と一緒だと勘が働いてくれるから助かるけど、相当の方向音痴って言うデメリットが着いてくるから困るんだよね……。