駅の待合所で落ち合う事になってるんだけど………。





キョロキョロと回りを見るがユキらしき人はいない。





「ユキちゃどこ?」


「まだ来てないかなー。ユキちゃん来るまで座ってようか。」


「あーい。」





一つ空いてるベンチがあったから紗衣を座らせ、私も隣に座る。





バックから携帯を出し、電話しようとしたら慌てた声がした。





「お姉ちゃんごめんっ。待った?」

「ううん。今来たところ。」





ショートパンツにピンクのキャミソールの上から白の薄いカーディガンを着て息を切らしてるユキ。




6歳離れてる妹の雪菜(ユキナ)、芸名はユキ。





15歳の時、スカウトをされたらしくてティーン雑誌の専属モデルをしている。





「ユキちゃ〜!」


「さっちゃーん!会いたかったよー。」





抱擁し合う2人は注目の的で、恥ずかしくなる。