ケータイ小説 野いちご

社長のご指名

紗衣は会社に預け、撮影が終わり次第迎えに行かないといけないんだけど……何時に終わるかわからない。





「章菜さーん、こっちのチェック手伝ってくれませんか?」


「うん、こっちするね。」


「すいません。」


「いいよ、いいよ。」


「そういえば紫穂さん今回のモデルするんですよね〜。」


「そうだね。」


「元モデルなんてビックリしましたよ。でも、あの完璧なスタイルと容姿だったら納得出来ますよ。」


「紫穂は人気だったよ。」


「らしいですね。私の姉がファンって言ってたんですよ!なんでモデル辞めちゃったんですかね〜?」

「……うん。」





私は曖昧に返事するしかなかった。





洋服のチェックが終わり、スタジオに戻るとモデル数人がスタジオ入りしていた。





紫穂も来ていて、目が合うと小走りで寄って来た。





「おはよう、章菜。」


「おはよう。体調は万全?」


「勿論。」





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