「ふゎぁ……眠い〜。」


あたしはあくびをして目に涙をためながら学園の廊下を歩く。












なんだかんだいってきのうは雑用に使われただけだったからな……






生徒会のメンバーであるあたしは生徒会であるというだけの理由できのうさんざん先生にこき使われたのだった。









ガラガラと教室のドアをあけると突然誰かが飛び込んできた。






「由比〜〜〜っっ!!」



「うわぁっ!!」







思わずよろけるあたしは改めてその人物を確認した。








「七海っ。びっくりするじゃん!!」




高倉七海(タカクラナナミ)


同じ生徒会メンバーで書記をしている。

容姿端麗の彼女もあたしと同じ探偵団所属。