何も返事がないので顔を上げた。


クシャ

いきなり、斎藤和樹に頭を撫でられた。


え…?


「俺も急に止まって悪かった。

怪我ねぇか?」


斎藤和樹の目が心配そうにあたしを見ていた。


ドキッ


な、何!?
人の言うことを聞かない俺様かと思ったら
意外と優しい!!

しかもドキッ??
なんだろう?
不整脈かな??


「おい、本当に大丈夫か?」


『ははははい!!』










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