ケータイ小説 野いちご

お姫様と1.5人の男

薄い水色を背景に、白い丸が沢山描かれた水玉模様のシートに腰掛ければ、

丁度ウメスケ君がタイミング良くやって来た。男の子達は騒いでいる。


「おー、待っていたぞ! 今日の主役B!」

「良いとこ見せろよー?」

「まさかウメスケと桜太が直接対決だなんてなあ……」


ウメスケ君に投げ掛ける言葉はどれも励ましであったり、そうでなかったり……

ところで主役Bって何?まるでそれじゃあ、ウメスケ君が準主役みたい。

同じ事を思ったのかウメスケ君は男の子集団に向かって軽く怒鳴る。


「だーれが、主役Bだってぇ!? 俺は常に主役なんだよ!」


常に主役って事はないでしょ、って言いたいのは我慢しておこう。

携帯の画面を見れば約束の時間まで後20分。桜太君はやって来ない。

大丈夫。まだ時間はたっぷりあるからね。

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