私、何かここに置いたっけ?


グルグルって身体を回して、それに手を伸ばした。


「あー!」


あった。


iPodがあった!


「よかったよ~」


てか、修斗にドキドキし過ぎてiPodの存在忘れてた。


あんなに騒いでたのに。


「報告しないと」


私はベットから立ち上がり、東側にあるベランダに下りた。


「修斗~」


私の部屋には東側。


修斗の部屋には西側に、ベランダがある。


なんと、ベランダからお互いの部屋に入れちゃうほど家がくっついてる。


「修斗さ~ん!」