ケータイ小説 野いちご

死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



これは__なに?


目から血を噴き出した先生が、膝をがくがくと震わせて崩れ落ちる。


「ひぃっ!」


短い悲鳴を上げた愛海に引っ張られる形で、私はその場に倒れ込んだ。


「おい、お前なんだ!?」


凄んだ祐希が、鎌男の肩を掴む。


振り返りながら、先生から鎌を引っこ抜いた男が高々と腕を振り上げ__。


あ、危ない!


そう思った瞬間、あの感覚が襲ってきた。


あっ、元の世界に戻るんだ。


あぁ、良かった!


私はホッとしながら、こみ上げてくる揺れに身を任せた___。











__防災訓練だが…」


教壇に立つ先生の姿が目に入ってきた。


やっぱり何でもない、あれはゲームの世界だけの話。


失格になると、ああやって襲われてしまう。でもただそれだけのこと。


「ひぃっ!」


いきなり立ち上がった愛海が、大きな音を立てて椅子を倒した。


「なんだ?悪い夢でも見たのか?」


村井先生の軽口に、クラスメイトたちが笑う。


けれど、愛海の顔は真っ青だった。


「早く座れ!それとも廊下に__」


そこまで口にすると、先生が「ぐっ!」と苦しみ出し、そして__右目から血を流した。


まるで、何かが突き刺さったように。






< 33/ 206 >