ケータイ小説 野いちご

死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-



「ねぇ、これやんなーい?」


そう言って、小学校からのクラスメイトである松本愛海(あみ)がスマホを突き出す。


ツメも携帯も派手にデコっていて目立つので、愛海のいう『これ』がどれか分からない。


「これって何?」


「もう、祐美(ゆみ)はいつもボケっとしてんだから!」


「悪かったわね」


「これだって!しりとりゲーム!」


「しりとり?」


「なんかポイント貰えるんだって!やろうよ!」


「なんか、うさん臭くない?」


低い声で割って入ってきたのは、同じく小学校からのクラスメイトの滝川圭子(けいこ)だ。


「誰も圭子なんか誘ってないけどー?」


愛海がそう言えば「誘われたって断るし」と、圭子が冷たく返す。


「ま、まぁいいじゃん、試しにやってみる?嫌なら消せばいいんだから」


私が2人の間に入って仲を取り持つのが、いつもの形。


「まぁ、祐美がそう言うならいいけど」と2人が口を揃える。


この2人、仲が良いのが悪いのか…。


「でも、6人でやるんだって。あと3人足りない」


「じゃ、誰か誘う?光浦さんとか──」


私の言葉を華麗に無視し、愛海は「良一!」と手を振った。


えっ、うそでしょ?





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