フッかわいい。

「な、なんで来てくれたんですか…?」

『ごめん美紅。俺、やっぱり美紅がいないとダメみたい』

「…先輩」

やっと気づいた。

美紅がいない日々はどことなくつまんなかった。

『さっきは酷いこといってごめんな?』

「冷たい態度とったのは私です。飽きられて当然なんです」

『…飽きるわけねぇよ』

ぎゅっと抱きしめると、ふわっと美紅のいい香りがした。

『…好き。美紅だけが好き』

「ッわたしも…!わたしも好きです!」

やっと想いが繋がった気がした。

ー遥人endー