ケータイ小説 野いちご

校内1の王子に『恋』しました

…あ、私傘忘れたんだった。

「…どうした?」

『あ、そ、その…傘を…忘れてしまいまして…』

語尾がだんだん小さくなる。

「フッいいよ。俺のあるから入って」

外は相変わらずザーザー降り。

傘に打ち付く音が大きい。

「…美紅もうちょいこっち寄って。肩濡れてる」

『あ、はい…!』

傘ってこんなに狭いっけ?って感じるぐらい至近距離。

顔を少し上に上げれば、遥人先輩の顔がある。

そういえば先輩って身長いくつなんだろ…?

< 63/ 361 >