「まぁとりあえず合コンのことは千景には言わないから安心しな。あいつがシスコンなのはよーくわかってるし」


「あ、ありがとうございますっ!」


「そのかわり……」


私の頭に手を置いたまま、顔をじっと近づけてくる七瀬さん。


「これからいっぱい遊びに来ちゃうかもだけど、仲良くしてね」


その顔は、近くで見るとますます綺麗で、目が釘付けになる。


「……っ、はい」


私は心臓をバクバクいわせながら、頷いた。


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