「あらま！！」
「うふふっ、紗和ちゃんその反応おばちゃんみたいだよっ」
…碓氷くん、ついに。
ついに告白したんだ…！
「ひな、返事したの？」
「ううん、まず考えたこともなかったから。ちょっと時間もらってる…」
「そっか。っそっかぁ…！」
「紗和ちゃんちょっと嬉しそう…？」
「もちろん！ふたりが一緒になったらいいのにって思ってたよ」
「えぇっ、ほんと！？」
碓氷くんの気持ちを聞いていて、助け舟は出さないと言ったものの陰ながら応援していたからとても嬉しい。
ひなは恥ずかしそうに当時の状況を説明してくれて、その表情が柔らかかったからわたしはまた嬉しくなった。
「ひなが出した結論なら、どんなことでも応援するからね」
「うん、ありがとう…っ！紗和ちゃんだいすきっ！」
…ひなには、幸せになってほしい。
もちろん碓氷くんにもだ。
