「音羽なら斬新なアイデアを出してくれるかもって思ったんだけど…。どう?」



「ぜ、是非ともやらせてください!」



翼くんの言葉に瞬時に頷く。



幼かったわたしは、この高校の文化祭に惚れて小等部を受験したんだから!



こんなに嬉しい事、ないよー!



「アンケート結果、見せてもらって良いですか?」



始めが肝心。



皆んながどう思ってるのか、知らないと。



「うん、全然」



すぐさま承諾してくれた翼くん。



まあ、そのために持ってきたんだろうけどね。